不動産売却とチラシ、「あなたの物件高く売れます」は信用できる?

最終更新日:2019/07/04

マンションなどに住んでいると売却案内や物件情報が並ぶチラシが投函されることがあると思います。不動産の買い替えや売却を検討している方なら、目を引く言葉の並ぶそのチラシのついて、本当のところが気になっているのではないでしょうか?

ここでは、不動産売却に関わる「チラシ(DM・ポスティング)」について紹介します。チラシを受け取って不動産会社への連絡を検討している方も、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

不動産売却のチラシの種類

不動産会社が投函するチラシは、一括りにチラシと呼んでもいくつかパターンがあります。買い手や借り手を探すチラシや売り手を募集するチラシ、買取希望のものなどさまざまですので、みていきましょう。

購入・賃貸チラシ

まずはイメージのしやすい、物件の購入や賃貸を促すチラシです。現在はインターネットから物件を探すことも多くなりましたが、売却と比較すると情報量が圧倒的に多いものになります。当サイトのテーマ「不動産売却」とは異なるので、この後は「売却」と「買取」のチラシについて扱っていきます。

売却チラシ

「売却希望者募集!」という単に売り手を探しているチラシや「〇〇(自分の物件の条件)な物件を求めている人がいます!」のようにあたかもすでに買い手がいるかのような文句が書かれたチラシなどを見たことはないでしょうか?こちらが今回のテーマの「不動産の売却を募るチラシ」になります。これらのチラシに関して信憑性に疑問が残るかもしれませんが、詳細は後ほど紹介します。

買取チラシ

売却チラシと類似しますが、こちらは「不動産会社による買取」を案内したチラシになります。一般的に不動産買取は、仲介業者が第三者(買い手)を見つける場合と比べて、不動産会社が直接買い取るので買取金閣が安くなる傾向があります。

結論から書いてしまいますが、不動産売却における売却・買取チラシはあまり重視すべきではないかもしれません。不動産売却は相見積もり、一括査定サイトで複数比較をしながら不動産会社を探すべきです。以下のフォームからも簡単に査定依頼をできるので、ぜひ活用してみてください。

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不動産売却のチラシに嘘はないのか

さて、不動産売却のチラシを見たことがある方は「都合のいいことが書かれすぎている」という印象をもったことがあるのではないでしょうか?高額な売却価格であったり調子のいい見出しであったり、確かに疑わしいものがたくさんあります。ということで、売却チラシには嘘は無いのか考察していきたいと思います。

不動産売却のチラシに記載できる内容

チラシに記載できる内容は宅地建物取引業法などの法律で限定されています。以下、広告に記載してはいけない原則を4つにまとめました。

①虚偽表示
②「今後便利になるよ」のような希望的観測
③誤解を招くような表現
④建築中の変更

ご覧のように、閲覧者が気をつけても「回避できないもの」は原則的に禁止されています。しかし、ここに記載のあるようなあからさまな違反をする業者はあまりなく、後述するようなものに特に気をつけなくてはいけません。

誇大表示

一番気をつけなくては行けないのは、上記原則に反しているとは言い切れない誇大広告です。

実際、先ほどの例にあったような「〇〇な購入希望者がいます」のようなものは事実関係を突き止めるのが難しいはずです。こういった事実が検証できない、見極めが必要なチラシに関して簡単にポイントを紹介しておきますので参考にしていただければと思います。

言い切りすぎていないか

「必ず〇万円で売却できます!」のような謳い文句は信用できません。

不動産売却では、売却査定を経て不動産会社に仲介を依頼すると、物件の「売り出し価格」を設定して売却活動を行います。そして買い手がつくと金額の交渉に移り、実際の売却価格が決定していくという流れになります。

また、査定をおこなってみればわかりますがチラシに記載の金額通りに算出されることは稀なようです。100万以上低い金額が提示されることもあると言うので、チラシに記載の金額はあてにしないことをおすすめします。

過去の情報ではないか

シンプルに実績を紹介している場合には参考になるかもしれませんが、「今なら購入希望者がいます」のような期限があるような記載は注意が必要です。現時点は居なかったり掲載された情報が古かったりすることもあるので気をつけましょう。

不動産売却のチラシ営業

人気エリアで数を集めようとしている

不動産会社がチラシを撒くのは、問い合わせの件数を確保してひとつでも多くの「媒介契約」を獲得するためです。必ずしもその物件に対して興味を持ってポスティングしているわけではなく、高収益が見込める人気エリアを絞り、重点的に売り物件を募っています。

「手数料無料」

手数料を半分にしてでも物件を集めるということもありますが、ここで紹介したいのは「買取」における無料です。勘違いしやすいところですが、不動産売却と言うと不動産会社が仲介を行うので、仲介手数料が発生します。一方で不動産買取では業者がそのまま買い取ることになるので、当然「仲介」手数料は発生しません。

なぜ不動産売却でチラシ・DMが行われるのか

ポスティングにはコストが掛かりますが、未だに用いられているのは有効な宣伝手段だからです。チラシを送付した後の不動産会社の狙いを、いくつか紹介していきます。

媒介契約

「買い手がいます」という文言をみて問い合わせても、そういった人は存在しないことがあります。やはり狙いは問い合わせで、そこから「媒介契約」に移って物件の売却活動をしようとしています。特に専属専任媒介契約で自社だけが仲介できるようになると、確実に仲介手数料が入るので不動産会社にとっては理想的な形と言えます。

両手仲介

DMを送付するエリアの物件に関しては、自社で買い手を見つけることまで意識していることがあります。媒介契約を結んだ後、両手仲介(買い手も探す)を成功させれば買い手からも仲介手数料を手にすることができるので、一つの物件でより多くの儲けが期待できます。

チラシを受けとった身からすると不動産会社の都合はあまり関係ないかもしれませんが、業者によってはそういった狙いがある場合もあります。事前に知っておくことでチラシ(DM)のテキストの見え方も変わるかもしれませんので、参考にしていただければと思います。

売りやすい物件

チラシが入った物件は、逆に言うと「売りやすい物件」だということもできます。というのも、不動産会社は物件の売却を仲介して利益をあげるので、売れない物件にチラシを入れるわけはありません。自分の不動産が高く売れるかもしれないので、本格的に売却を検討していない人も、一度査定を行ってみると良いでしょう。

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