訪問査定の内容とは?正確な査定額がわかる理由も併せてご紹介!

物件の価値を知りたいと思った時、最近は「AI査定」や「スマホで簡単査定」のような手間や時間のかからない不動産査定を見かけるようになりました。

これらは「ちょっと金額が知りたいだけ」とか「最近の値上がりが気になる」といった目的で使う時にはとても便利なサービスですが、実際に家を売るとなると話は別。きちんとした見通しを持って不動産を売却するためには、訪問査定が重要になってきます。

ここでは不動産査定における基本中の基本、訪問査定について紹介します。なぜ訪問査定が重要なのかについても触れますので、ぜひ参考にしてください。

訪問査定とは?

そもそも訪問査定とはなんでしょうか?不動産売却は何度も経験するものではないので、ここでおさらいしておきます。

訪問査定の査定方法

不動産会社の担当者が実際に足を運び、物件を査定するから訪問査定と呼ばれています。

査定の際に判断する項目はある程度決まっていますが、担当者の知見やノウハウが与える影響が大きく、査定する人によって算出する金額や根拠が異なることがあります。

また訪問査定だからといって事前情報が無いわけではなく、簡易査定のように事前に物件情報を精査した上で訪問するので、高精度の査定が行われます。

訪問査定の期間

訪問時間は数十分から1時間程度と言われます。そこからおよそ一週間以内に詳細な査定書をもらい、売却をする場合は不動産会社との契約が交わされることになります。

*媒介契約については「マンション売却における不動産会社との媒介契約で、失敗しないために」で詳しくまとめているので、ご参照ください。

訪問査定の具体的な手続き

次に訪問査定における具体的な手続きを見ていきます。不動産会社の担当者は何をしているのか確認していきましょう。

現地での手続き

担当者は現地で物件がどのように使われているのか、日当たりはどうか、形状、土地の形、道路とどのように面しているかを確認していきます。

また不動産の価値は周辺環境にも左右されるのでどんな環境か、施設の建築状況や地価推移などはどうかなど物件以外にも目を光らせます。さらに居住者のみが知る情報などもヒアリングを通して把握してき、査定に反映させていきます。

なおこの手続は居住中の物件でも行うことができます。詳細は担当者との相談の中で進めていきますので、まずは問い合わせてみるといいでしょう。

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法務局での手続き

物件の情報は現場だけでなく、法務局・行政庁にもあります。担当者は法規制やインフラについても調べ上げ、実際に売却できる物件なのかなども見極めていきます。

【参考】訪問査定で必要な書類

訪問査定では事前に用意しておくことで作業を円滑にできる書類がいくつかあります。不動産会社や担当者によって差異があるので、参考程度、ご覧ください。

権利証
土地と建物の登記簿謄本
公図・測量図
契約書や重要事項説明書
マンションの総会議事録
建物図面

訪問査定をすべき?

机上査定と訪問査定の違い

ここでは実際に行われることの違いではなく、特徴・性格の違いについてまとめます。

机上査定は簡易査定とも言われますが、不動産価格を査定するために類似案件や自社の売却実績を徹底して調べていきます。つまりこれくらいの金額が妥当、というものを提示するための査定だと言えます。

一方訪問査定は、担当者が物件を市場に流通させるに際し、これくらいなら売れる・これくらいで売却したい、という実際の売り出し価格をイメージした査定になります。

つまり売却の意志がなく金額を知りたければ机上査定、売りたいなら訪問査定を選ぶことで希望する情報が得られると考えられます。

不動産の売り出し価格

不動産査定で多いのが、査定金額と売り出し価格が違うことを知らなかったという声です。売り出し価格は売主の事情や実際にどのようなスケジュールで売却を進めていくのかなど、それぞれの都合を考慮して決定される金額です。

査定では、相場から見て妥当な金額を算出しているにすぎないので、それよりも大幅に値下げすればすぐに売れますし、高めにせっていればそれだけ買手が見つかりにくくなります。

一括査定サイトで複数社に一括査定

さてここまで訪問査定のことを見てきましたが、査定を依頼する会社を見つけるにあたり、一括査定サイトが担う役割も紹介しておきます。

複数の会社に一括見積もり

不動産売却では、査定する会社によって算出される価格に違いがあります。場合によって数百万程度開きがでることもあり、どこの会社に頼めばいいか迷ってしまいがちです。

そこで多くの人は一括査定サイトなどを活用して、複数の不動産会社に査定をしてもらうことで、妥当な金額を見つけています。当サイトでも一括査定サイトの相見積もりが無料で簡単に使える点を推していますので、ぜひ使ってみてください。

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