不動産売却の相場を知るには?売却・査定での相場の調べ方を解説

最終更新日:2020/02/25


不動産売却をする時は、お持ちの物件周辺の「相場を知ること」から始めるのではないでしょうか?

しかし相場を知るのは中々難しく、相場を検索しても簡単にはでてきません。そこで今回は、不動産売却相場の調べ方についてご紹介します。いくつかのパターンから相場を調べる方法をご紹介しますので、ご自身にとって最適なものを選択していただければと思います。

不動産売却で相場が知りたくなったら?

不動産の価値を調べるにあたって、公的機関などが発表するいくつかのデータが参考になります。データによって金額も、使い方も異なりますが、ポイントを抑えておけば不動産売却相場を調べられますので、見ていきましょう。

過去に取引された「実勢価格」

実勢価格とは、実際に市場で取引される価格のことです。不動産売却の実勢価格に関しては国土交通省による「不動産取引価格情報検索」というものがあり、過去の取引を簡単に検索することができます。掲載される情報は四半期で更新されるため、常に新しい情報を手に入れることができます。

物件の種類は「宅地」「土地」「土地と建物」「中古マンション」「農地」「林地」と詳細に分かれています。エリア(物件の所在地)についても都道府県・市区町村・町名まで分類されているため、目当てのデータを簡単に検索することができます。

実際に取引された事例なので、実勢価格は不動産業者も参考にしており、相場を知りたい人にとってはとても役に立ちます。国交省のサイトは少し古いデザインで使いにくいかもしれませんが、検索機能は問題なく使えるので、ぜひ実勢価格を調べてみてください。

税金の算出につかう「路線価」

路線価とは路線(道路)に面した宅地の「1平米あたりの価額」を千円単位で表示したものです。なお、路線価が定められている地域はこれによって評価できますが、路線価が定められていない地域は市区町村ごとに決められた「評価倍率表」という別の数字を参照して評価します。

路線価は税金計算のために公表されている指標です。市区町村が定める相続税や贈与税のための「相続税路線価」は公示地価の8割が目安に、国税庁が定める固定資産税のための「固定資産税路線価」は公示地価の7割が目安になります。

「固定資産税評価額」

固定資産税評価額は、固定資産税を払うときの基準となります。毎年送付される固定資産税の納税通知書に「課税明細書」がついており、そこに家や土地を評価した金額が記載されています。実際の取引価格よりも低く設定されていることに注意すれば、自分の不動産の価値がイメージできます。活用してみるといいでしょう。

*固定資産税については「不動産の固定資産税、売却や買い替えの時にどんなことに注意すべき?」で詳しくまとめているので、ご参照ください。

不動産売却にかかる仲介手数料の相場は?

結論からお伝えすると、不動産売却の仲介手数料に金額的な相場はありません。というのも、物件の売却価額に対して3%程度となることが多く、さらに宅地建物取引業法によって定められた仲介手数料の上限を超えなければ料率も変動します。

実際にはどのくらい支払うことになるのか確認するために、ここで仲介手数料の計算方法や慣習について、もう少し詳しく見ていきましょう。

不動産売却の仲介手数料

仲介手数料の計算は、以下のように3段階に分かれています。

売却価額 仲介手数料率(税抜)
200万円以下の部分 5%
200万円を超え400万円以下の部分 4%
400万円超の部分 3%

※仮に4000万円の売却価額なら、200万×5%+200万×4%+3600万×3%で、126万円という計算結果になります。

速算式で簡単に計算できる

段階的に仲介手数料の料率が変わるため、計算が面倒です。そこで使えるのが、速算式。売却価格が、

  • 200万円以下なら 一律5%
  • 200万円~400万円なら 4%+2万円
  • 400万円以上なら 3%+6万円

この計算式にあてはめるだけで簡単にすることができます。これは、料率を一律計算したのちあらかじめ計算した差額(200万円 × 1% = 2万円、200万円×1% + 200万円×2% = 6万円)を加算することで、計算を簡易化しています。

先ほどと同様に売却価額 4000万円の場合で考えると、4000万×3%+6万円で、126万円となります。

慣習で上限いっぱいが相場

本来は、不動産売却の仲介手数料は売主(買主)と仲介業者が相談して決めるものです。しかし実情として、売主(買主)は法律で定められた上限金額いっぱいを支払っています。

不動産会社は仲介手数料のみを報酬に売却活動をするので、ここの金額を下げたくはありません。営業マン単位でも成績に直結する部分なので、手数料を下げるのはなおさら難しいです。

時々、仲介手数料無料や仲介手数料半額を売りにしている不動産会社がいます。こちらは、不動産業界における両手仲介という慣習が背景にあります。両手仲介で売主と買主の両方から手数料がもらえる場合には、手数料の減額が行われることがあります。

その他に、もし仲介手数料を安くしてもらう方法があるとするなら、知り合いや付き合いのある不動産会社に頼むといいでしょう。逆に言えば、基本的には値下げ交渉できない部分ということですので、あらかじめご承知おきいただくといいでしょう。

坪単価や平米単価から考える不動産売却相場

先程紹介した不動産取引価格情報検索などから、坪単価や平米単価をみて自分の物件の金額を計算することがあると思います。この時の相場の見方について簡単にご紹介します。

広さが違って他の条件が似ている物件の比較

全く同じ条件の物件なら比較も容易で、自分の不動産の価格を計算することができるかもしれません。しかし、なかなかそういった物件を見つけるのは難しいと思います。

そこで、同じエリアで広さの違う類似物件を見つけて、坪単価や平米単価をつかって比較することができます。ちなみに、坪単価は物件の金額を広さで割ったものです。※1坪は約3.3平米

ただし、物件が広いほど相対的に坪単価が安く計算される点には注意が必要です。広ければ、それだけ総額が大きくなるので、単価で見ると割安に算出されることになります。実は坪単価で単純に比較はできない場合もあるので、注意しておくといいかもしれません。

不動産売却相場を知るための一括査定サイト

ここまでは相場を自分で調べるために使えるものを紹介してきましたが、もっと簡単に、かつ正確な相場を査定する方法があるので、ご紹介いたします。

不動産売却相場を一括査定サイトで調べる

不動産売却において、一括査定は不動産相場を知るための最も有効な手段です。当サイトにも大手一括査定サイトの査定ボタンをご用意しています。こちらから情報を入力していくだけで、お持ちの不動産について複数の会社に査定依頼することができます。

「安易に依頼を送信してしまうとたくさん電話がかかってきて・・・」と嫌なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、情報を元に簡単な査定を送ってもらうこともできます。もちろん正確な金額を知りたい場合には、不動産会社の担当者に来てもらって査定を行い、見た目の劣化具合や立地などを含めた査定をしてもらいます。あくまでご自身で決めることができるのでご安心ください。

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複数の会社から査定価格をもらうことで、大体の売却価格の目安を知ることができ、実際に査定をしてもらって売却をしないということもできます。ご興味のある方は活用してみると良いでしょう。

不動産売却の期間はどれくらい?

不動産売却の相場と合わせて知りたいのが、売却にかかる期間の目安です。どれくらいかかるかは人によって違うので、あくまで参考としてご確認ください。

不動産売却の流れ

今、お持ちの不動産周辺の相場を調べていることと思います。相場を調べておくという下準備が終わると、次は不動産がいくらで売れるのかを相談する会社選びです。懇意にしている不動産会社がない方は、不動産一括査定サイトを使って会社を探すといいでしょう。

その後は、売り出し価格に応じる買い手が見つかり次第、手付金を受領して物件の売買契約を交わすことになります。そして最後に残金をもらい、各種書類などとともに物件の引き渡しを行います。

期間の目安

安くても早く捌きたいというような特別の事情がなければ、不動産売却にかかる期間は半年が目安と言われています。

あくまで目安ですが、準備に数週間、不動産会社の売却活動に3ヶ月、売買契約・引き渡しに1ヶ月~2ヶ月かかります。しかし選んだ不動産会社やご自身の希望金額などで時期を調整することもできるので、都合に合わせた売却スケジュールを組むと良いでしょう。

自分の不動産の相場を知っておくことは、不動産売却失敗しないためにはとても大切です。何も知らずに不動産会社の言う金額に任せて、何も知らないまま売却してしまうと、金額の大きな不動産売却ではあまりにもったいないです。きちんと準備して、納得のいく不動産売却を実現しましょう。

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