不動産一括査定すまいvalue、大手6社ならではの特徴とは?

すまいvalueは、2016年に不動産業界大手6社によって運営が始まった不動産売却一括査定サイトです。

三井不動産リアルティ株式会社
住友不動産販売株式会社
東急リバブル株式会社
野村不動産アーバンネット株式会社
三菱地所ハウスネット株式会社
小田急不動産株式会社

ご覧通り、6社はいずれも財閥系を含む不動産売買における最大手ばかりです。10年以上の運営歴をもつ他サイトよりもはるかに遅い立ち上げでしたが、大手が良いという人にとっては安心感があるサイトだといえます。

不動産一括査定サイトとは?

不動産売却で、はじめから一括査定が良い、という方は少ないのではないでしょうか。とりあえず不動産会社を決めて査定依頼をし、その不動産の査定結果が希望額に達していれば売却する、といった流れを想像している人が多いと思います。

不動産売却の査定は、査定を行う不動産会社の強みなどによって査定結果が大きく異なると言われています。

だからこそ使えるのが、不動産売却の一括査定サイトです。一括査定サイトはフォームに物件情報を入れていくだけで、査定を行ってくれる不動産会社が一覧ででてくるので、自分が頼みたい会社に一括で査定依頼を出すことができます。

これによって複数の査定結果を比較でき、より希望の条件にあった査定額で、安心して不動産を売却することができます。

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すまいvalueは大手不動産会社が運営していますが、その先の査定も6社の中の不動産会社が行っています。多くの一括査定サイトは不動産会社と提携して運営している中で、この点がこの点がすまいvalueの特徴の一つとなっています。

すまいvalueに関する口コミ・評判は?

良い口コミ

すでに同じマンションで何度も売却をしていて、よく知っていた
住み替えのときのつなぎ融資のサポートをしてもらえた
以前取引した不動産会社と他の大手二社と一括査定の比較ができた
都市部に強かった

悪い口コミ

感じの悪い営業がいた
大手6社すべてに査定を依頼したかったが、自分は4社だった
2社が同一の査定結果だった

総評

すまいvalueは大手6社による運営のため、大手だからこそ良かった・悪かったという口コミが見られました。

良い口コミについては、都市部での売却実績についての声が多く、潤沢な資金やコネクションを持つ大手ならではのサポートについて、高評価が多くみられました。また、過去に取引をした不動産会社や複数の不動産会社と比較して、良い条件で売却できた点など、一括査定そのものの良さに関するコメントも多くみられました。

一方で悪い口コミについては、他の不動産一括査定サイトと異なり、運営者と査定する不動産会社が同一であるという点で、特定の営業担当者への不満などがそのままサービスに対する苦情となっている例が見られました。また、せっかくなら大手6社すべてに査定を依頼したかったという人や、査定額に対して余計な勘繰りをしてしまったという人もおり、すまいvalueへの期待が大きかった分、反動も大きかったようです。

すまいvalueは無料?手数料や課金の疑問について

すまいvalueも他の大手不動産一括査定サイトと同様に、無料で査定依頼ができます。ただし、不動産会社への手数料や諸費用はかかりますので、ここで一度、一括査定サイトでの査定依頼から、実際の売却までの流れをおさらいしておきます。

フォームから査定依頼の送信後、チェックをつけた不動産会社から一斉に連絡があります。机上査定を選択していればメールで終わることもありますが、訪問査定の場合は電話などで日程の調整や物件に関する確認など、詳細なやり取りが行われます。

このあと実際に売却をするなら不動産会社と「媒介契約」を結ぶことになります。媒介契約にはいくつか種類があり、一つの不動産会社だけと契約する専任媒介契約や、複数の不動産会社と契約する一般媒介契約などがあります。各契約の良し悪しについてはここでは割愛しますが、不動産の売却は高額な取引になるので、不動産を売却する背景や事情などを踏まえて自分にあった選択が必要です。

そして査定を行う不動産会社は、不動産の売却を成立させることで手数料として報酬を得ます。また、他にも売却にあたり費用がかかることもあります。一括査定サイトの利用自体はすべて無料ですが、不動産売却にコストがかからないわけではないのでご注意ください。

すまいvalueを使うメリットとデメリット

大手のネームバリュー

すまいvalueを使うときにまず感じるメリットは、一括査定サイトを運営する企業のネームバリューだと思います。一括査定依頼を行って出てくる企業がすべて大手なので、中小企業にはない安心感があり、心理的にも、提示された条件に満足できる可能性は高いかもしれません。ただし、不動産売却は大手だからより高く売れるわけではないため、気をつけなければいけません。

扱ってきた物件の数

これまで売買を仲介してきた実績も豊富で、都心部のマンションなどでは特に似たような事例を扱ってきた実績が強みとなっているようです。

店舗が主要都市に集中しており、地方に弱い

地場に根付いた中小規模の不動産会社が入っていないのは弱点の一つです。店舗が首都圏や主要路線沿いに集中している分、リビンマッチなどの全国に対してバランスよく加盟店を持つ一括査定サイトと比べると、すまいvalue運営の6社のネットワークに偏りがあること否めません。

つまり、査定依頼できる不動産会社の数は800以上と十分に多いですが、地方の不動産の売却時に比較できる不動産会社が出てこないという問題が考えられます。

併用することで選択肢が増える

どうしても大手サイトを利用したい方は、首都圏や主要路線沿いに強いすまいvalueと、地元の不動産屋と多く提携している他サービスを併用してみると良いかもしれません。そうすることで「大手が培ってきた売買実績」と「中小の地場に根ざしている強み」を比較検討することができるため、希望の条件で売却できる可能性を少しでも高めることになります。

すまいvalueの使い方

すまいvalueを実際に使う方のために、入力フォームの進行を簡単に説明したいと思います。 

まずはSTEP1で物件種別、STEP2~4で物件の所在地を町名までプルダウンで選択し、「カンタン60秒入力 無料査定スタート」をクリックすると、査定依頼がはじまります。

次の画面では物件情報と、査定依頼をする人の個人情報を入力していき、必須項目がすべて埋まると最下部が「個人情報の取り扱い方針に同意の上、次へ」へとボタンが変わります。

住所や年数、氏名などの項目は必須ですが、任意項目の比率が比較的高く、最低限の情報を入力すると次に進むことができます。ただし、入力情報が少なければ精度は落ちてしまうので注意が必要です。

最後は大手6社のうち査定依頼のできる不動産会社が一覧で現れるので、選択して終了です。

途中必須項目の中に、「訪問査定」と「机上査定」を選択できるところがあります。机上査定を希望の人はできるだけ多くの項目を入力することで査定の精度を高めることはできます。

しかし不動産売却では、あくまで物件を見なくては正確な査定を出すことができません。真剣に売却を検討している人ほど、面倒臭がらずに「訪問査定」を選択し、きちんと条件を見極めたほうがいいかもしれません。

(画像は公式サイトより引用)

すまいvalueで行われているキャンペーン

すまいvalueにはキャッシュバックやギフトカードのようなキャンペーンはありません。「ポイントサイト経由で利用しました」のようなインターネット上の情報もありますが、少なくとも現在はこれも行われていません。

他のサービスでは「キャッシュバック10万円!」と一見すると大きな額を売りにしている場合もありますが、そのお金も宣伝費として、どこかから捻出しているものになります。

また、不動産の売却においては査定する時期や不動産会社の得意分野によって1000万円もの差が出ることがあります。だからこそ10万円のキャッシュバックにこだわるより、数十万円でも高く売れる不動産会社を見つけることを考えたほうが良いかもしれません。

すまいvalueの査定依頼ではしつこい電話連絡がくる?

すまいvalueを使った一括査定依頼をしたあと、多くの場合、不動産会社から電話で連絡が来ます

フォームの途中で机上査定と訪問査定を選ぶことはできます。

メールでおおよそ金額を記載した査定書を送ってくるのが一般的な机上査定であるのに対し、不動産会社の担当者が実際に不動産をみて、知見やノウハウを活かして査定を行うのが訪問査定です。

つまり訪問査定を選択すると、細かなヒアリングや日程の確認のため、査定依頼を送信した不動産会社から電話で連絡が来ることになります。机上査定はメールだと書きましたが、選択したからといって必ず電話が来ないわけではないため、電話が嫌な人は注意は必要です。

しかし最近は不動産会社の悪質な営業もほとんどなくなっており、机上査定と訪問査定では査定額に差が生まれるので、自分の物件の正確な査定をもらうためにも電話から見極めをはじめた方が良いかもしれません。

すまいvalueは会員登録やログインが必要?

リビンマッチなど任意で登録をできるようにしているサイトはありますが、会員登録をしなければ利用できない一括査定サイトはほとんどありません。すまいvalueも同様で、会員登録機能はありません。サイトにアクセスし、すぐに一括査定依頼を行うことができます。

サイト内には査定フォーム以外にも、「マガジン」というメニューがあります。ここには不動産売却に関するお役立ちコンテンツやストーリー仕立ての使い方説明などもありますが、すべてのコンテンツをログインせずに、無料でみることができます

すまいvalue運営会社の概要

リビンマッチやイエウールのような1社によるサービス運営ではなく、三井不動産リアルティ株式会社、住友不動産販売株式会社、東急リバブル株式会社、野村不動産アーバンネット株式会社、三菱地所ハウスネット株式会社、小田急不動産株式会社の6社で運営している点が最大の特徴です。

とはいえ各社の提供しているリソースには違いがあり、例えば、査定依頼先の店舗総数は800を超えていますが、このうち八割を上位3社が占めています。

以下、すまいvalueを運営する6社の強みやサービスの特徴を簡単にまとめました。自身の物件はどこが得意なのか、参考にしてみてください。

三井不動産リアリティ株式会社 6社の中でも店舗数が275店舗と最も多く、すまいvalueを主導しています。全国の都市部に店舗があり、不動産売買では最大の会社です。
東急リバブル株式会社 東急電鉄のグループであることからも、東急沿線上の不動産に強い会社です。
住友不動産販売株式会社 全国に店舗があり、いずれも直営店であるため、FCと違い統一された店舗運営が特徴です。
不動産アーバンネット株式会社 仲介においてオリコン顧客満足度で1位を獲得している会社です。
三菱地所ハウスネット株式会社 売買と賃貸のバランスが良く多様なニーズに応えています。
小田急不動産株式会社 東急リバブルと同様に鉄道系で、小田急沿線に店舗を構えています。

上記6社は、オープンマーケットと呼ばれる「物件情報」や「取引事例」を各社で共有するための協議会を1984年に立ち上げています。オープンマーケットとは元々は幅広い物件情報の公開を意味する言葉です。すまいvalueはそれぞれの会社が共同で実施する、そのような取り組みの延長で誕生しており、不動産の流通と利便性向上のために活動していくとしています。

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