不動産売却で特化型一括査定を提供の「マンションナビ」の評判は?

最終更新日:2019/07/10

マンションナビとは、不動産一括査定サイトの中でもマンションに特化した査定サイトです。公式サイトによると利用者は実績で360万人とされており、着実に利用者を増やしてきました。※ただし、姉妹サイトでも同じテロップが表示されるので、マンションナビ単体の利用者は不明です。

不動産一括査定サイトとは?

不動産一括査定サイトは、自身や家族が所有する不動産をインターネットから簡単に、複数の不動産会社に査定依頼を送信できるサービスです。

従来は不動産売却を考えたときに、直接不動産会社に相談してきました。しかし不動産の売却では、査定する不動産会社の直近の査定実績得意エリア・物件によって算出される金額が異なります。

そこで、手間もいらず物件情報と個人情報を入力するだけで選択した複数の不動産会社から手軽に査定を受けられる一括査定サイトが便利になります。

そのような一括査定サイトの中でもマンションナビは、マンションに関するサービスを充実させています。マンション名から査定を開始できたり査定依頼を送信する前に相場を知ることができたり、マンションだから提供できるコンテンツを多く備えています。

マンションナビに関する口コミ・評判は?

良い口コミ

事前に相場を算出したが、それ以上の金額で売れた
マンションに特化していてわかりやすかった
価格を比較できたので、より高く売れた実感があった

悪い口コミ

大手サイトを使ってみたら、100数十万も高かった
査定を送信できる不動産会社が2社しか出ず、一括査定とは思えなかった
住み替えのイメージがしづらかった

総評

一括査定サイトは、複数の不動産会社の査定額を比較でき、しかも無料でインターネットから簡単に算出できることで、使ってよかったという声が多く見られるサービスです。それを踏まえると、マンションナビに対しては比較的ネガティブな意見が目立ちました。

まずは、多くの提携不動産会社を持つリビンマッチなどの大手サイトと比べて、最高査定額に差があったという意見がみられました。おそらく複数の一括査定サイトを併用したユーザーの意見だと思いますが、エリアや不動産会社の状況によって、大手の不動産査定サイトの方がより安定して「査定依頼先の不動産会社」を表示できていることが原因ではないかと思います。

また、マンションナビでは物件種別が「マンションに限定されている」ので、戸建てへの住み替えと相性は悪かったようです。物件種別が豊富に用意されている他サイトでは多様な相談に乗ってもらえるため、マンション売却以外のニーズでは一括査定サイトを使い分けるといいでしょう。

一方で、事前に調べた相場よりも高く売れたことに満足したという良いコメントもみられました。7~10もの物件種別を扱うサイトが多いですが、マンションに特化していることで「査定フォームのわかりやすさ」がパソコンに不慣れな人にとってはありがたかったようです。

マンションナビは無料?手数料や課金の疑問

マンションナビの利用料は無料です。査定フォームからの依頼はもちろん、相場を調べたりメンバー登録を行ったり、いずれも無料で利用することができます。

ただし不動産売却のときに手数料などの費用が発生します。

一括査定を送信したあと、複数の不動産会社から査定についての連絡があります。これに納得すると不動産会社と媒介契約を結び、売却活動が始まります。その後不動産が売れると、不動産会社には一定の手数料を支払いすることになります。

つまり、一括査定サービスを利用していくことで発生する費用はありませんが、実際に売却できたときには費用が発生するということなので、査定サービスと不動産売却を分けて考えていただければと思います。

媒介契約について

媒介契約にはいくつか種類があります。一社のみと契約を結ぶ専任媒介契約専属専任媒介契約と、複数の不動産会社と結ぶ一般媒介契約の3つです。それぞれ特徴があり、必ずしも「どれがいい」のような答えはありません。真剣に売却を考えている人にとっては知っておいて損はない知識でしょう。

マンションナビを使うメリットとデメリット

マンションに特化している

物件種別をマンションに絞っているので、マンションのみを売りたい・貸したいと考えている人にとっては、利用するときのややこしさがありません。

マンション名でらくらく検索

査定フォームに入力するのが煩わしい人にとって便利な「マンション名で検索」があります。戸建てや土地など選択肢があるサイトではできない、マンションならではの機能になります。ただし、マンション名が普通であるとか、検索にかからない場合もあります。あくまで便利機能だと思って活用すると良いでしょう。

他の物件種を持っているときに使えない

姉妹サイトには土地や戸建ての査定を送信できるフォームがありますが、マンションはマンションのみの査定サイトです。例えば複数の物件を持っている場合にはまた別のサイトを使わなくてはならないなど、他サイトにはないデメリットがあります。

地方の提携不動産が少ない

マンションに特化して不動産会社と提携しているためか、地方の物件を一括査定しようとすると、選べる不動産会社が出てこないという特徴があるようです。1500社を超える全国の提携不動産会社をもつ大手サイトはある程度地方でもバランスよく一括査定ができるので、その点で見劣りしてしまう場合があります。

算出できる相場はあくまで目安

マンションは同じ建物内の別の物件が売れた事例などがあると、比較的相場を算出しやすい物件種別だと言われます。しかし実際に査定を行うとイメージしていた金額通りにいかず、調べた相場との差にがっかりしてしまう人もいるようなので、目安として活用していただければと思います。

サポート体制について不安

大手サイトではコールセンターを用意してサポートを行っています。マンションナビも不動産業界に従事したスタッフへのメール相談は可能です。しかし不動産売却ははじめての人も多く、パソコンに不慣れであったり売却に不安があったりする人にとっては十分なサポートがあるとは言えないかもしれません。

マンションナビの使い方

マンションナビは、マンションに特化した一括査定サイトです。物件名からも検索できますが、通常のフォームからも最大で売却査定依頼を6社、賃貸査定依頼を3社に同時に送信することができます。他のサイトのフォームとどこが違うのか、ここで一度フォームの流れを確認しておきましょう。

Step1~3で物件の所在地を入力して、「一括査定スタート」をクリックします。マンションナビはマンションに特化したサイトなので、他サイトのようにここで戸建てやマンションなど物件種別を選択する必要はありません。

さらに物件の細かな情報をとして、居住情報、売却の時期、査定を依頼する理由を入力していきます。あと25秒のボタンを押すとさらに画面が進み、査定依頼者の情報を入力していきます。査定サイトでは電話番号は必須項目でも、メールアドレスは任意項目としている会社が多いですが、マンションナビは両方が必須です。正しいものを入力しないと、「不正です」と表示されますので、ご注意ください。

未入力や入力間違いがなくなると、画面の下部に「価格をチェック」のボタンが出てくるので、クリックして終了です。

仮に査定できる不動産会社がない場合には、査定依頼は行われません。また、途中まで入力したのに気が変わってしまったなどで離脱しても、一定のところで入力が保存されており、途中から再開できる場合があります。

物件種別をマンションに限定しているので、マンション以外の不動産も所有している場合には汎用性に欠きます。それでもフォームの入力では所要時間が短く、マンションの多い東京では9社全てに査定を送信できるケースも少なくないので、比較的使いやすいでしょう。

(画像は公式サイトより引用)

マンションナビで行われているキャンペーン

調べると過去に最大10万円のギフトカードがもらえる売却祝いキャンペーンがありましたが、2019年6月現在、マンションナビ公式サイトでキャンペーンの告知などはありません。

10万円ものキャンペーンが終わってがっかりされた方もいるかもしれませんが、不動産一括査定サイトではキャンペーンはあまり重要ではありません。

というのも、サイト内にあるように、複数会社に査定を依頼すると、誤差が生じます。しかし不動産売却では数千万円以上の金額が動くので、その誤差は時に500万円にのぼることがあります。

つまり数万~10万円のキャンペーンに釣られることなく、不動産一括査定サイトの見極めを正しく行い、できるだけ自分にとって良い不動産会社とめぐりあう努力をした方が、結果的にお得かもしれないということです。

マンションナビの査定依頼ではしつこい電話連絡がくる?

中古車の一括査定のように、不動産の一括査定を送信するとしつこい電話が来ないのか、心配な方も多いことと思います。しかし、物件の売却を真剣に考えている方ほど、最初の電話連絡による見極めは重要になるので、その点について簡単に触れておきたいと思います。

まず不動産一括査定の依頼を送信すると、不動産会社に登録した情報が届きます。そこから不動産会社は、物件や売り主の状況確認や訪問査定の日程調整をするため、メールや電話によってコンタクトを取ることになります。

不動産査定は、書面でも査定結果を出力できますが、実際に足を運び日当たりなどの細かな状況を含めて算出した査定とは異なることがしばしばあります。つまり面倒だからとメールを査定額くれた会社のみで比較をしてしまうと、最終的な失敗につながってしまう可能性があるので、「契約するなら訪問査定が必須」になるということです。

訪問査定で失敗しないためにも、また所有する不動産の状況や不動産会社の温度感を知るためにも、電話を面倒くさがらないこと方がいいでしょう。

マンションナビは会員登録やログインが必要?

マンションナビには「ナビメンバー」という特別な会員制を設けており、4つの特典を提供しています。

まずは、インターネット上で相場を知りたいとき、ナビメンバーなら面積や階数、方角など部屋の条件を変更できるようになり、より正確な相場を知ることができるようになります。

2つ目は、物件のお気に入り登録です。気になる物件を3つまで登録することができ、相場の変動を常に追うことができる機能です。

3つ目はライバル物件について知ることができる機能です。要するに周辺の販売事例の閲覧が可能になるため、より具体的な情報を手に入れることができるということです。

最後にメルマガを受信できる機能です。メルマガ自体を煩わしいと感じる人もいるかもしれませんが、直近の不動産ニュースや売却に関する得する情報が配信されているので、本当に売却を検討している人にとっては便利な機能だと言えます。

いずれの特典も、査定依頼の送信のために会員登録やログインが必須ではありません。あくまで付加価値として、興味がある人は使ってみると良いでしょう。

マンションナビ運営会社の概要

マンションナビを運営するのは、2011年に設立のマンションリサーチ株式会社です。2000年台に大手の一括査定サイトが軒並み誕生しているため、後発のサイトとして差別化を図るためのマンション特化だったのかもしれません。

マンションリサーチは自社で複数のサービスを行っており、一括査定サイトでは「Smoola(スモーラ)」というサービスを運営しています。こちらはマンション特化ではなく、土地や戸建てといった他の物件種別を多様に扱っており、総合的な一括査定サイトになります。ただ、不動産全般を扱うサービスにはリビンマッチのようなサポートが充実した大手サイトも多く存在するので、成長過程といったところかもしれません。

不動産の口コミサイトや買い手のつかない不動産の掲載サイトなど、不動産業界のニッチなサービスを複数運営しています。不動産関連のビジネスを行う関連会社もあり、不動産とITをかけ合わせた多角的なサービスを展開しています。

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